- アイディア番号
- @03800
デジタル媒体と紙媒体の併用利用を考える
- カテゴリー
- 0-1.デジタル社会に関する意見
- 寄稿者
- rjnemotoさん
-
- 投稿日時
情報を保管、引用、伝送などを通じて利活用するという点で、
すでに紙は媒体として難しいということは、衆目が一致していると思いますが、
人間に対する情報提示の媒体としては、
・情報量が一定の範囲では軽量
・一定面積中の情報量の多さ
→適切にまとめられた1枚の紙の中の情報を視線でランダムアクセスする速さ
(最初からシーケンシャルにアクセスしていく用途なら本の形態もあり)
という点で、まだ紙が有利と思います。
しかし、そこに提示された情報を使って、他の情報へアクセス(検索など)は無理です。
現在、教科書などで、紙が主か、デジタル媒体が主か、という議論もありますが、
コストなども考慮した上で、それぞれの利点を活かして併用する、
という考えもあってよいのではないかと思います。
たとえば、電子媒体と本で、同じ内容を(もちろんレイアウトなどは考慮の上で)
同時に配布するという考え方です。
同じ内容を大量配布するような用途では、コスト面でも考慮できるのではないでしょうか。
私見としての、狭い例ですが、
例えば紙媒体のところどころに、デジタルへのインデックスになるようなQRコードを印刷しておいて、
この情報を引用したい、と思ったらそこにスマートホンをかざせば、
該当するデジタル文書が表示され、そこから引用できる(それを元に検索できる)
というようなイメージです。