駅やコンビニの顔認証の導入や、スマートシティなどについて by エスタブリッシュ・ニュープライバシーさん | デジタル改革アイデアボックス

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アイデア番号
@04757

駅やコンビニの顔認証の導入や、スマートシティなどについて

カテゴリー
0-1.デジタル社会に関する意見
寄稿者
エスタブリッシュ・ニュープライバシーさん
投稿日時
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2コメント
評価P
4ポイント

最近では、一部のコンビニや駅などで顔認証を新たに導入しようとする動きがあります。

これらの動きに、私は不自然さを感じます。というのは、それまで「お金」さえ払えば利用する事ができたサービスに対して、今後は「お金」+「顔データ」を出さなければならない。いち民間企業の単独の判断で、顔認証が導入可能ならば、全身認証も導入可能なのではないか?さらにはDNA認証も将来的に導入可能なのではないか?

サービス提供側に言わせれば、便利化や防犯、人件費カットなどの理由があるのでしょうが、顔認証をはじめ生体認証は、個人の詳細にまで踏み込むため、許されることが当たり前ではなく、人権上、充分に配慮が必要なものだと思います。最低限本人の了承等が必要だと思います。

これらのシステム導入の際には、希望するユーザーのみがそのシステムに移行し、希望しない者は旧来のシステム(現金やクレジットカードを用いた決済など)のもとで生活を送ることが保証されるべきだと思います。

駅やコンビニは、人々の日常生活に深く結びついており、事実上“インフラ“のような性質を持っています。したがって、『情報開示が嫌であれば、駅やコンビニを使わずに不便な生活を送れ』という理屈は乱暴だと思います。また、これが ”スマートシティ” まで発展すると、データを開示しないで生活するというのは事実上不可能です。


また、単にセキュリティ面で考えても顔認証データを用いることは、副次的なリスクを生みます。

例えば、既に別のシステムの認証に顔認証を用いている者がいた場合、その人は駅やコンビニに、そのシステムの”パスワード”を渡すことになります。

また顔認証データはその性質上、一度流出すると変更はほぼ不可能です。

つまり、顔認証データは一度流出すると、その被害者は以後、その他のシステムについても顔認証を用いることはできなくなります。なので、顔認証データは絶対に流出が許されません。

さらには顔認証データから虹彩データの抽出も、そのうち技術的に可能になってくるでしょうし、そうなれば虹彩認証も他のシステムの認証に使うことはできなくなります。


一部のサービスによる、独断的な個人情報収集は、法整備も含めて、議論を尽くすべきだと思います。便利化と引き換えに、様々なリスクをユーザーに押し付けるのは、正しい社会発展の方向ではないと思います。



最終修正 2020/12/6 0:13

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