あなたと創るデジタル社会
「デジタル化=(高次情報管理社会)=情報実用社会」 国民が情報実用社会を享受する裏側で、行政が高次情報管理社会を企業と連携して実現します。 行政が目指すDXと経済が目指すDXは異なるという前提で、行政が目指すのは、公的な手続きの申請を行政から個人に「提案」または「手続きなしに完了」していく仕組みです。 これにより、申請をし忘れるという事がなくなると同時に、補助金も自動計算されて振り込まれるようになります。 つまり、個人の人生のステージや状況を把握(高次での個人情報の管理)することで最適な行政サービスや社会インフラを先回りして提案できるということです。個人が必要に迫られて自分から検索しなければアクセスできなかった時代と異なり、何もしなくてもスムーズにサポートが受けられます。 ところで、 デジタル化の目標は国民の生活を豊かにすることですが、システム構築の目的となるのは行政サービスの精査です。国民が高水準のサービスを受けられる裏側で、行政と企業が連携する仕組みを設計します。現在、私の個人情報はあらゆる所に重複して散らばっています。役所、病院、銀行、郵便局、クレジット会社、インターネットサイト、学校、勤め先・・・これをデジタル庁一箇所に集約し、マイナンバーを提示された企業がアクセスできるようにすると、この企業のアクションが行政サービスのトリガーを引くことになるので、国民は自分で申請しなくてもよくなります。 あらゆる場面でマイナンバーカードを提示するだけで、面倒な手続きが自動的に完了することで、ユーザーはメリットを感じられます。 そのためには、システム構築をする際に、行政が住民票を管理する目的は何なのか?などと、一つ一つのサービスの目的を徹底的に追求することが重要な作業になります。そのサービスと連携する業種を明確にしながらオートマチックに手続きが完了するシステムを構築します。 目的をどこまで追求できたかがそのままシステムの完成度になり、ユーザーの便利さに反映されていきますので、ここは手抜きができません。 問題は既存のシステムとの兼ね合いになりますが、データの移行に難色を示している理由は、何でしょうか? とりあえず、新しいシステムは自治体ごとに持つ必要はなく、自治体には専用にユーザーインターフェースを作るのはいかがでしょうか。