アイディアの問題報告 | デジタル改革アイデアボックス

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アイディアの問題報告

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「デジタル中心の人間社会」におけるチャットボットのあり方についての一案

日本では古くより漢文を学ぶことで日本語の、特に書き言葉の骨格を形成してきました。現在ではその役割は英語に移ったと言われています。
 日本語は曖昧な言語と言われています。その代表例とも言える「ここではきものをぬいでください」の一文をDeepLで英語に翻訳する際、人の手で句読点や半スペースを「で」の後、もしくは「は」の後の、どちらかに入れただけで結果は変わります。この曖昧さを機械だけで処理させるには、膨大な量のオントロジー学習が必要となるでしょう。
 それよりも、ヒトが上記のような曖昧な文章を入力した際、機械が「着物はこちらでお脱ぎください。」や「ここで靴を脱いでください。」のような言い換えを提示し、言葉の意味を確認するようなステップを標準的に取り入れるのはいかがでしょうか。
 これは、技術的な視点というよりは、価値観的な視点に基づいています。「人間中心のデジタル社会」か「デジタル中心の一様式」かで言えば、後者に当たります。言語は人間が社会的営みを行う上での基本的なツールです。人間同士の会話でも、疑問点があれば質問を返します。その極自然なやりとりを機械との間にも加えることで、知らず知らずのうちに入力者が推敲と言う前処理を行い、且つ、骨格の通った日本語表現に自然と触れる、と言う仕組みです。これにより、開発と運営のコストを大幅に下げられるかも知れません。
 日本語は、明治時代まで言文不一致でした。それがために書き言葉は千年の歴史を越えられたのかも知れません。AIに対しても、古来の書き言葉のように、文法的な骨格を意識した言葉使いを基本とすることで、人、機械共に深みを増せていけるのかも知れません。

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