あなたと創るデジタル社会
デジタル化のアイテムとしてマイナンバーカードと免許証、保険証等との連携等種々言われているが、デジタル化(システム化)の為には十分な検討と準備がシステムの成否を左右することになる。先日も某新聞に免許証のシステムがすでにあるにですぐにでもできるとの記事が出ていたがこれではまた、バラバラのシステムが連立することで終わってしまいます。そこでシステム化の為に何をすべきで有るかを述べたいと思います。 システムの進め方については 1.デジタル化(システム化)のアイテムを抽出し、何をデジタル化するの以下を決定する。ここでおのずと関係省 庁や部局等がおのずと決まる。 そこで次に 2.システム化の基本方針を決定する。 3.システムは重要かつ大きなシステムになるので、「管理は集中」「実施は分散」を基本としたシステムとして構 成するのが望ましい。例えばデジタル庁にデータサーバを置き各省庁にはクライアントを設置し、これをネットで 接続したクラウドシステムとする。また自治体などにはデータのみ扱える端末を置きデータ保護の為シンクライア ントシステムとする。 なお、当然のことながらデータサーバは二重化し、1台は関東地区、予備機は関西地区に設置し、大災害に備え たシステムとし、十分なファイアオールを備えたものとする必要がある。 また、クライアントは自律分散システムとし、独立で稼働でき、他のシステムに干渉しないよう配慮したシステ ムとする。システムの構築にあたっては関係省庁からシステムに詳しい人材を集めてプロジェクトを結成して実施 する。 基本構想が纏まった時点で国内の有力システムインテグレータに検討させ、具体化して実施する。 いずれにしても今のように思いつくままで推進してゆくのではなく計画的に推進して行くことを願う。