あなたと創るデジタル社会
デジタルを活用して民主主義を市民にとってより良いものにする「デジタル民主主義」を実現するために以下の2点を検討していただきたいです。 1.「意思決定の見える化」 政府の会議や専門家を含めたディスカッションの議事録を公開し、意思決定の過程をタイムリーに見える化する仕組みが必要では 政府の意思決定のプロセスが不透明のため、政府の決定や方針が誰の意見で、どのような場で、どのような議論で決まったかがわかりません。 例えば、コロナにおける全国小中高の一斉休校はどのように決定されたのかが不透明です。 (一斉休校を発表した2/27の15回目の会合時間はわずか10分間で休校要請という結論のみ発表) 政府は透明性を保つためにもファクトとロジックに基づいて意思決定の説明責任を果たす義務があると思います。 また将来コロナという緊急事態の意思決定を教訓として振り返りたいときも正確な公文章が残っていなければノウハウが継承されません。 意思決定の見える化は政治の透明性を確保すると共に次世代への知恵を残す手段となるはずです。 2. 「市民参加型のプラットフォームの創出」 市民を交えて政治を討議し、実際の立法などの政治プロセスに関与できるプラットフォームの作成を目指して欲しいです。 (台湾の「vTaiwan」が良い参考になると思います) 意思決定のプロセスが見えないことから、政治は市民にとって決定事項の発表のみとなってしまっています。 もちろん選挙という政治に関わる手段はあるものの日頃から関わるものではなく選挙シーズンのみのイベント的な要素が強いと思います。 現状では政治を市民の日常に取り入れる仕組みはないのではないでしょうか。 本来政治は市民のためにあり、市民と政府の信頼感をもとに共同で行うものです。しかし、市民が日常的に政治に貢献できたと感じる機会や成功体験は少ないです。そのため市民は政治と自分の生活とを疎遠なものとして感じてしまいます。その疎遠でわからないという思いが政府への不信感にもつながります。 市民参加型のプラットフォームは市民の意見をより政治に反映できるだけでなく、日常的に市民が政治に貢献できる成功体験を生む仕組みでもあります。 きっと市民と政府の信頼関係を築く重要な架け橋となるはずです。 このアイデアボックスもまさに市民と政府を繋ぐ架け橋です。設置いただきありがとうございます