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アイデアの問題報告

対象の内容

システムベンダー間の競争性確保が必要

公共システム、特に監視制御システムではベンダーの囲い込み戦略に陥っている場合があり、
システムを更新しようとしたときに、システム全部を多額の費用をかけて乗り換えるか、既存ベンダーにメンテナンス含めて随意契約を行うか、2択となってしまっています。
 また、これらの要因により、処分制限期間や目標耐用年数の関係でシステムを刷新するのに非常に長い期間が必要となり、システムの高度化を阻む要因になっているともいえます。
 これを解決し、ベンダー間の競争性を確保する方法としては、機能を細分化して分離発注すること、インターフェースをオープン化(システムあるいは機器同士が相互に情報授受可能とすること)が必要だと考えています。

 機能の細分化は、耐用年数の違いや技術進歩の違いを分割点とすることが良いと私は考えています。例えば、中央監視室のデータサーバやHMI(いわゆるSCADA)と、機械の制御を行うPLCやコントローラを分離することです。こうすることで、少なくとも機械設備更新時に対象設備のコントローラのみを競争入札対象にすることができ、小さい単位で競争性を確保できますし、最新の技術を取り入れやすくなります。
 
インターフェースをオープン化するということは「OSI参照モデルのアプリケーション層のプロトコルを汎用(数社以上のベンダーが採用していること)とする、通信仕様を公開し他社の参入ができるようにする」と定義することができます。
※ EthernetやTCP/IPなど、OSI参照モデルのネットワーク層までを汎用としただけで汎用インターフェースを謳うベンダーもいますが、ネットワーク層を汎用としただけでは、会話に例えると「何か喋っているのは聞こえるが、言葉が理解できない」という状態で、とても汎用インターフェースとは言えません。
 
また、重要なのが完成図書の内容です。ベンダーを切り替えようとしたとき、既設仕様が分からないと、その調査に莫大な工数を費やす必要があり高価なシステムとなったり、システム同士を接続するための検証ができずに結果的にシステムすべてを入れ替えなければならなかったりしてしまいます。
従来の完成図書はハードウェア回路などの電気的な図面のみとなっていることがほとんどですが、ベンダーでシステムのソフトウェア化が進んだ結果、ソフトウェア系の図面も必要なのです。
(続く)

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