あなたと創るデジタル社会
そろそろアイデアボックスも終了日が近づいていると思うので最後の意見です。 ここまで読んできて、自治体職員の声という割に「地方を助けて」というのが無かったなぁ…と不思議に思っています。 オープン対話で自分のような地方の人でデジタル的に何とかしてもらわないとという危機意識を持っている人を呼んでお話を聞いていただきたかったのが残念ポイントとして残ります。 こちらにいらっしゃる自治体職員の方に強く認識していただきたいこととして、以下の数字があります。 https://www.ipa.go.jp/s...ta/20201001allriss.html …人材のひどい偏在があります。情報処理安全確保支援士登録者は3年ごとに更新されていること、能力は一定以上であることが担保されている、現状唯一の国家資格者であることから「デジタル化人材」の指標としてこれを選びました。 地域SECUNITYということが言われ始めましたが、時すでに遅し。 地方には、もう、人材が、いません。 現在IPAさんが頑張っておられる「中小企業の情報セキュリティマネジメント指導業務」においても、本当は力を入れたい地方の力が既に亡くなっており、大変お困りのご様子です。 これだけ人材が関東圏に集中してしまうと、何かしらの大災害で関東圏とそれ以外の地域が途絶してしまったら、少なくともデジタル産業は日本的に回復不能なダメージを負ってしまいます。 たまにベンチャーが田舎にやってきて村人と仲良くなってほんわか…そんな素敵パンフレットを見ますが、そういうほのぼの単位ではなく、KPIとしてこの関東圏一極集中を何とかする、という取り組みをしていただきたいのです。 その最大の原因は、デジタル庁のごとく「国(東京)が中心となってやろうとする」ことそのものだと思います。デジタル庁を地方に置けばいい、という安易な発想ではなく(どこに置くかで揉めるだけ。)。 別途提案した「地方公務員の高度技術者を集める<a class="topiclink" href="ja/idea/00100/"><a class="topiclink" href="ja/idea/00100/">@00100</a></a>」ことや「各地の情報産業振興策とセットで標準化を進める<a class="topiclink" href="ja/idea/03018/"><a class="topiclink" href="ja/idea/03018/">@03018</a></a>」こと、そして高度情報処理技術者である自治体職員を地域デジタル産業振興のコア人材とする、抜擢制度や専門監制度を設立し、ミッションとしてITSSをベースとした地域のデジタル人材育成制度に責任を負わせる。これを最後にお願いしたいと思います。