あなたと創るデジタル社会
もう既に行われてるかもしれないが。 一から作るというのではなく、既に公開されている自然言語処理AIに方言データを追加して、再訓練するといったイメージである。 現在多言語対応AIというのは、聞いたことがあるが、国内の多方言対応AIというのは知らない。 今後いろんな住民サービス(サイバー空間での窓口、コールセンターの一次受付含む)等にAIが 活用される時代が来ると思うが、方言でしゃべっても窓口の職員は理解できるであろうが、 現行AIではおそらく理解(認識)出来ない。主に方言を多用するであろう地方の高齢者に対する サービスを低下させないためにも、方言の入出力に対応出来るAIの開発は必要と考える。 その際重要なのは、AI訓練用の多量の音声データの収集だと思う。画面上に標準語を表示し対応する方言を しゃべってもらうとか。このデータ収集プラットフォームの作り方をどこかの地域で確立し、クラウドで 全国展開し、各地域で入力してもらう。ゴミデータ(イタズラ等)の防止や日々AIが賢くなっていくのが わかるといった、入力インセンティブを上げるような、或いは地域ごとの入力を促進するようなゲーミフィケーション的な 仕掛けも必要かもしれない。このノウハウを特定地域の実験で取得する。ここまでが国の仕事で、全国展開した後は 各地域、各自治体の仕事になる。 この方言AIの開発は、単に利便性の向上と言う意味合いだけではなく、方言の保存・継承という文化的な意味合いも持つと思う。 方言AIができれば、標準語AIを介して多言語AIと連携し、方言で外国人とコミュニケーションが取れるだろう。 地方の活性化やAIへの親しみを向上させる策になるのでは?