あなたと創るデジタル社会
デジタル変革によって政府や地方自治体、外郭団体等には膨大なビッグデータが集まるものと思われます。 さらにプライバシーをしっかり保護した上で、医療機関の受診記録や医療画像、3DスキャンされたCT, MRI, OCTなどの立体医療画像などを疾患情報を共に一元管理すれば、世界最大規模の医療データベースを作ることができます。 本人が希望すれば23andMeなどでスキャンした遺伝子情報もデータベースに紐づけられるかもしれません。 このようなビッグデータを匿名化したものをAI開発者やAI研究者が利用できるようにすれば、日本のAI技術の発展を強力に支援することができます。 AIの予測精度は学習に用いたサンプルの数に大きく依存するため、学習データが大規模であればあるほど他国ではなかなか真似のできない高精度なモデルを学習させることが可能です。 米国IDx社では既にAIを用いて医療画像を自動診断するシステムを実用化しており、FDA(米国食品医薬品局)の認可も受けています。 これからの医療にはAIによる支援は不可欠になっていくものと思われ、この分野で世界をリードするためには膨大な学習データを整備して、AI開発者やAI研究者を支援することが重要です。