あなたと創るデジタル社会
重度の視覚障害者(全盲)がIPAの試験を受ける場合、受験は点字でのみの対応になっています。この根拠は何でしょうか? 以前の記事でも書かせていただいたように、視覚障害者の大多数は中途視覚障害者です。点字の読み速度は、小児期に点字に触れていないと実用的なレベルには到底なりません。私もその1人です。現実、試験時間内に終われない方々もいます。 読み上げソフトがインストールしたパソコンを使って試験を受けられるよう強くお願いいたします。システム、セキュリティ等で導入が難しいのであれば、読み上げ受験や音声を聞きながらの受験をお願いしたいです。 なお、分野は違いますがある国家試験では、点字以外の受験が認められています。 デジタルに関連する試験がアナログでなければならないことにすごく違和感を感じます。